志木市高齢者あんしん相談センターせせらぎ
日曜日に開催 認知症サポーター養成講座
9月28日、丸井8階にある志木市民会館仮設会議室にて「認知症サポーター養成講座」が開催されました。
日曜日ということもあり、普段お仕事をされているであろう50代の参加者も多くいらっしゃいました。
講師はTMG宗岡中央病院 木野作業療法士。 テキストに沿った内容でとてもわかりやすく説明してくださいました。
途中にクイズや体を動かす時間や厚生労働省が出している認知症本人大使の動画なども視聴しあっという間の1時間30分でした。
後半は埼玉県オレンジ大使に任命されている中村ふみさんに登壇いただいて、進行役が質問する形でお話を聞きました。
認知症と診断されたときにどう思ったか
→身内に認知症の人がいたので、私にもきたかと思った。驚くことはなく周囲に認知症の診断を受けたことを話した。
人の手助けで一番うれしかったこと
→普通に扱ってくれることが一番うれしい。 等 色々本人の思いを話していただきました。
ふみさんが「これが迷惑と言われるんだけど、迷惑をかけないように生活したいと思って行動して怒られる」
と言っていましたが言い方は決して悲観的ではなく明るく話していたのが印象的でした。
一緒に来てくださった息子さんは、ふみさんへの対応でつい怒ってしまいその後落ち込むようなことを繰り返し自身の趣味活動を制限する時期がありました。 認知症の人と家族の会の方に「それではだめだ。自分の時間も大切にしなさい」と言われて考えを変えたそうです。
今日はふみさんの言葉に対し冗談交じりに返答していましたが、ここまでの対応になるまでは多くの苦労があったということが
会話から感じ取れました。
誰でも認知症になる可能性はある。
そうなった時に本人・家族がオープンに出来るかどうかがその先の人生を大きく左右するんだなと改めて思いました。
